社員インタビュー
ユーザーにわかりやすい
デザインを追求
紙のデザインとの違いは
Webサイトのルールがあること
規則を意識した制作が必要
仕事の内容はWebサイトのデザインの制作です。私の所属しているデジタルコミュニケーション部では代理店案件と、クライアントとダイレクトで取引を行う直案件の2パターンがあり、その両方でおもにコーポレートサイトやキャンペーンサイトのデザインの制作を担当しています。デザインはPhotoshopやAdobeXDといわれるツールを利用して行っています。クライアントが何を求めているか、ディレクターと一緒にうかがう場合もあるのですが、基本的にはディレクターとのやりとりが中心です。チーム内でコーディング担当者とも確認を取り、デザインを制作していきます。紙と違ってWebは実装するうえでのルールや制限があるので、そのルールを意識してデザインするようにしています。
何を伝えたいのかを意識して
デザインすることが重要
デザインするうえで意識しているのはサイトを見る人にとってわかりやすいデザイン、見やすいデザインであること。あとはお客さまがユーザーに何を伝えたいのかということを意識しています。キャンペーンサイトならば、キャンペーンに応募したくなるようなデザインを目指すことですね。何のためにそのサイトを作るのかを意識して制作しています。
仕事をしていて楽しいと感じるのはできあがったサイトに対しての反響が良かったときとお客さまが喜んでくれたときですね。クライアントから「思ったとおりのものですね」と言っていただくと、うれしいですし、ホッとします。
デザイン承認のご褒美はコンビニスイーツ
ささやかだけど特別な味がした
最近の大きなピンチは電車関係のコーポレートサイトのリニューアル案件。先方の希望するサイトのデザインを作ることができずに、OKをいただくまでにかなり苦労しました。電車関係で新入社員の方も男性が多いということもあり、「若者受けするかっこいいサイト」との要望をいただいたのです。男性向けのファッションサイトを参考にして作ったのですが、「ちょっと違う」とのことで、トータルで6案ほど出してやっとOKになりました。それまでの道のりは苦しく、なかなか大変でした。
お客さまが親身になって、「例えばこういうもの」といろいろヒントを出してくださったので参考にしつつ、ディレクターや先輩デザイナーにも相談しつつ、少しずつ近づいていくという感じでした。OKをいただいたのちに、最初に作ったデザインと最後に出したものを見比べたら、最初に出したものは全然男性向けじゃなかったなと気づきました。デザインが通ったときは少しだけ自分にご褒美(笑)。コンビニスイーツを買って休憩時間にちょっとつまみ、甘さがしみわたりました(笑)。
教えていただいた分はいつか返したい
やがては「頼ってもらえるデザイナー」へ
人間関係で困ったことは一切ないですね。上司もこまめに声をかけてくださるので、こちらからも相談しやすいと感じています。テレワーク期間も2日に1回くらいのペースで「何か困っていることはありませんか?」と声をかけてくださいました。上下関係をあまり気にせずに済み、フラットなところもとても居心地がいいです。
入社してから4年目となり、ちょっと前までは新人だったのが、だんだん中堅になってきているので、後輩にデザイナーとしての知識や技術を教えられる人になりたいと思っています。自分は未熟なところが多く、おっちょこちょいでミスをしがちなので、欠点を直して、先輩として「頼ってもらえるデザイナー」になりたいです。
多様な人が見やすいサイトを作るために
ユニバーサルデザインを勉強したい
今、やりたいと思っているのはユニバーサルデザインの勉強です。Webサイトは小さい子からお年寄りまで幅広い人が見るもので、見えにくい人には音声ツールが用意されているなど、いろいろと工夫した取り組みが行われています。色彩検定のUC級の存在を知ったのは、先輩デザイナーが「挑戦してみようと思います」と社内のチャットツールで書いた文章を見たこと。ITがどんどん広がっている中だし、大切なことだなと共感しました。色彩検定でUC級、ユニバーサルカラーの1級2級3級という検定があるので、挑戦すべく勉強中です。
赤が見えにくい人が紫色を見ると、赤が抜け落ちて青色だけ見えるなど、人によって文字の可読性が弱くなります。読みやすくするために明るさ、文字の濃さ、色の差をどうすべきか、知識として身につけデザインに活かしていきたいのです。たくさんの人にとってのみやすさを意識して、デザインしていけたらと考えています。
プライベート紹介
ストレス発散
(2021年4月時点のインタビューです)